機械性蕁麻疹(きかいせいじんましん)の症状が出る様になって1年半程経ち、少し症状が落ち着いて来たので経過をまとめます。
皮膚科の先生言うには「機械性蕁麻疹は治りにくい」との事で、完治するまでに早い人でも数年はかかってしまそうです。
つまり体質改善に成功しないと治らない。
蕁麻疹の症状について
じんましんの症状は、皮膚を圧迫するとたちまちジンマシンが沸き出します。
カーッと熱を発してかゆみが出て来て、居ても立っても居られなくなりますがしばらくすると嘘の様に消えて行きます。
この点は虫に刺されるよりははるかにマシです。
私はアレルギー体質なので虫に刺されてしまうと約1ヶ月は跡が消えないし、酷い時は一旦痒みが静まっても何度もぶりかえして水ぶくれになったりするので、すぐ治まってくれるこのジンマシンは我慢しやすいと思えます。
機械性蕁麻疹の症状が出たきっかけ
蕁麻疹が出る様になったきかっけは去年の誕生日でした。
色々なものを食べ歩きして、その日の夜、突然蕁麻疹が出ました。
何か食べ合わせが悪かったのか、原因はわかりません。
肘のあたりに硬くて痛みのある赤い斑点を見つけ、「アリに噛まれたかな?」と思いながら掻いてみると、それが1時間程で全身に広がりました。最悪な誕生日です。
悪い病気にでもかかったかとあの時は本当にびっくりしました。
その症状は数日で治まりましたが。
が、私の体は硬い蕁麻疹が出なくなった代わりに少し圧迫しただけでたちまち蕁麻疹が出て来る機械性蕁麻疹になってしまっていました。
初期の症状
機械性じんましん初期の症状は結構厄介でした。
- 考え事をして体温が上がると蕁麻疹がでる。
- 頬杖をついたら肘と頬に蕁麻疹がでる。圧迫した手のひらまでもが痒くなる。
- 買い物袋を腕にぶら下げたら袋の紐の跡から蕁麻疹がぷつぷつ出る。
- イライラすると至る所がかゆくなってじんましんが出る。
日常生活に支障が出るレベルでかなりつらかったです。
病院に行くと冒頭の「一生モノではないけど治り難いです。」という説明をされ、薬で症状を出にくくしていって徐々にその状態(蕁麻疹が出ない状態)に体を慣らし、後は体質が改善されるのを待つしかないというお話でした。
機械性じんましんに効いた薬
出された薬は「タリオン10」
2000年10月に発売が開始された新薬の部類に入る薬で、副作用の心配度が低く、小さな粒1つを飲めばOKという事で飲み続けるのがとても楽でした。
最近やっと継続的に薬を飲まなくても生活出来るレベルに落ちついたけど、たまに体のあちこちに蕁麻疹が出て気になります。今は症状が出たら薬を飲む感じで過ごしています。
全然出なくなる日が待ち遠しい。
しかし薬を飲み続けて改めて思いました。
薬ってすごいなと。
タリオン10は本当に特に副作用も無く、飲んでる間はどこを圧迫しても蕁麻疹は出ませんでした。
ついでに花粉症の症状も抑えられたので重宝しました。
同時に処方してもらった「レスタミン」という塗り薬もすごいです。
かゆい所に塗った瞬間かゆみがなくなるのでいつも携帯しています。
しかし体の仕組みってどうなっているんでしょう。
タリオンが無くなったら、きっと困るだろうな。
もし明日世界が滅びてタリオン10が手に入らなくなったら、
私は子供から奪ってでもタリオンを手に入れようとするだろうか。
世紀末アニメみたいにトゲの付いたショルダーカバーを身につけて「タリオンよこせやおらー!」とかやるだろうか。。
いやいやただの蕁麻疹の為にそこまでしないわ。
そもそもイライラしたり圧迫したりしなければ良い訳だから、目を血走らせて「タリオンー!」とか叫ぶ様な事にはならないでしょうね。
そんな事を考えながら、考え過ぎてまた腕がかゆくなって来たのでタリオンを飲むのです。
いつもお世話になっております。