2011年の一覧

富士急ハイランドに行ってきました2

ただ遊びに行ってきたという日記、その2

その1はこちら

移動疲れは高飛車が生み出す遠心力でどこかへ飛んで行った。

滅多にはしゃがない彼が嬉しそうにワァワァ言い、
先程まで落ち込み気味だった私はお腹から何か出るのではという程笑った。

次に並んだのは最速ジェットコースター「ドドンパ」


発車2秒後に達する最高速度とはどんなものなのか。
彼はこのドドンパが最も好きなアトラクションらしい。

幸い、あまり混んでおらず30分ほど並んですぐ乗れた。
ド・ドン・パッ!という、テレビでしか聞いた事のないあの曲が聞こえる。
噂に聞いていたスタッフとのハイタッチは無くなっており、拍手しながら発車。

ゆっくりとスタート位置に進んで行く。

ド・ドン・パッ!ド・ドン・パッ!
というテンポの良い音楽にドキドキする。

「来るで!最高速度到達時に目ぇ開けてられたら大したもんだよ!俺は無理だけど!!」
彼がどんどんテンションを上げながらそう言った。

「頭を席にくっつけといた方がいい!怪我するぞ!!」
そんな恐ろしい忠告に体が強張る。

わずか1.8秒で達する時速172kmの世界が待っている!!

【スリー!】
【ツー!】

ついにアナウンスから流れるカウントダウンが始まった。

【ワンっ!!】

し~・・・ん。

え?

「発車せんの?い!?うえっ!?」

早くもパニクりながら、私は座席に後頭部を押しつけ、ふんばった。
瞬間、バシュウウウウボボボ!!!というとてつもない音を発してドドンパは飛び出した。

早すぎ!!
風圧でゆがんだ私の顔はきっとぶっさいくな事だろう。

絶対に目を閉じないぞという意思の元、グイッと目を開けてトンネルから飛び出るのを見た。
正面に見えるLISMOの「SMILE」と書かれた看板に悪意を感じる程、怖かった。

キャーキャーと前の席から聞こえる歓喜の声に反応できず、私は目を見開いたまま驚いていた。
もう何がなんだか分からないうちに飛び出して園内を走り抜けて無重力落下を味わった。

後に彼は言う。

「さっきの高飛車ではあんなに笑ってたのに何も言わないから最初の発車でどこかに飛ばされたのかと思った。」

意識は完璧に飛ばされそうでした。
素晴らしく速い。

声は出せなかったけどホント面白かった。
一瞬で終わってしまいました。

時間は10時過ぎ。

お腹もまだ減らないので、ご飯を食べたら乗れなさそうな物に乗ろうという事で、「えぇじゃないか」へ。
足が宙ぶらりんになり、座席自体も前後に360度回転するという、聞いただけで恐ろしい乗り物「えぇじゃないか」

私は少し嫌な予感がした。

大人気のえぇじゃないかは1時間40分待ち。
覚悟を決めて並ぶ。
ここでの待ち時間はすごく長かったです。

あまり変わらない景色の中、時々強烈な悲鳴と共にえぇじゃないかが走り去って行くのを何度も見送った。
長い待ち時間にすっかり眠くなっていた私達でしたが、順番が来るとテンションがあがる。
コインロッカーに荷物を納め、脱げそうな靴やブーツはプラットフォームに置いて、着席。

ここのシートベルトは上からぐいっと下ろすタイプではなく、観音開きだった。

上からぐいっと下ろすタイプならなんだか守られている感があったけど、観音開きで大丈夫なのか。
途中でバカッと開いてしまったら、私は自分の体を守る事が出来るんだろうか。
今は私の体を強力にシートに押しつけるこのストッパーだけど、発進したら裏切るかもしれない。

あまりのブランブラン感に恐ろしくなった。

「えっじゃないかえっじゃないか~!」という愉快な掛け声が死の宣告に聞こえる。

そしてえぇじゃないかは突然後ろ向きに発車した。

なんで後ろ向きやねん!よけ怖いわ!!!

不安げな彼と何度も顔を見合わせる。

後ろ向きになって運ばれながら「しぬんじゃないか!これしぬんじゃないか!?」と私は叫んだ。
彼は恐ろしげに引きつり笑いを浮かべながら「アカン!めっちゃ怖いぞっ!」と叫んでいた。

その後の事はもう「恐ろしい」の1言以外なにも思いつかない。
あまりの威力に私はちぢみ上がってただ耐えた。

前方の車両に乗っている人が両手両足を振り上げて楽しんでいる風景がよけい恐ろしさを引き立たせる。
あの人は上級者だ・・・。
そんな事を考えながら、耐えた。

そして恐怖の時間は突如終わった。

最後の回転で体が軽く浮いた私は、その後左足を席に叩きつけながら収まった。

これは後に歩けない程の激痛を発する。

降車後、両手足がガクガクと震えていた。
寒かったのもあるし、怖かったのもある。
ジェットコースターというものは楽しい筈なのに、私はカケラも楽しくなかった。

彼を見ると「俺、これ大好き!!」と満面の笑み。

もう1度乗っても良いと言うのでもう2度とゴメンですと言った。
今まで乗った中でダントツに怖かったです。

その後、昼食。

寝不足と恐怖の回転で貧血を起こしそうだったので、鳥モツ丼というむつごい物を食べます。
彼は豚丼。
そっちの方がおいしかった。

この度の旅行は彼から私への遅れたお誕生日プレゼントという事で、
交通費含む旅費のすべてを負担してくれています。
数日前からパチンコに勝ち続け、この勢いだと一カ月の間に月給に匹敵するのではないかという程稼いだそうです。

素晴らしい。

午後はFUJIYAMAに並び、
2km以上に渡る長いジェットコースターを楽しみました。
最初は面白かったけどあまりの長さに「長いよー!!」と叫んだら彼は笑っていた。
4時頃体力の限界を迎え、ホテルへ。

1泊2食で一人2万ちょっと。
夕食・朝食付き
富士急パスポートに
ふじやま温泉入館無料、
フジヤマミュージアム入館料無料が付いてこの価格★

お得だったと思います。

さっそくふじやま温泉へお風呂に入りに行き、夕食まで仮眠。
和・中・洋から洋食を選んでいたので夕食を楽しみにレストランへ。
かしこまったコース料理にちょっと緊張しつつ、おいしく頂きました。
一方、私達は疲れから会話が少なく、無言で食べ続けるのがつまらなくてちょっと悲しくなる。

斜め向こうのカップルの様に色々話したいなぁ。
しかしまぁ、普段から色々話すので改めて話す事も無いのか。
目を瞑り料理を待つ彼を見て、もしや寝ているのではないかと不安になったりもした。

相変わらず会話の盛り上がる斜め前方のカップルはどうやら恋人同士ではなく、男性が女性に好意を寄せていて、女性もまんざらでもなさそうな感じだ。ついでに言うと、キャバ嬢と店の客という関係性が色濃い感じだ。
同伴出勤前のお食事の様だ。
無言の私達の斜め前で不思議な会話は続いていた。

数分後、カップルが去ると彼が明るく語り始めた。

「あのカップル、どういう関係?!」
なんと無言で聞き耳を立てていたのだ私達は!!!
無粋ながらカップルの状況についてあれこれ想像する事で会話はだいぶ盛り上がってしまった。
ありがとうカップル。

食事を終え、席を立つと私の左膝がポンコツになっていた。

痛い。
ものすごく痛い。

どうやら「えぇじゃないか」で打ちつけた裏膝は炎症を起こしている様で、お風呂に入って温まった事から痛みが出て来た模様。
オシャレなレストランを、足を引きずって後にした。

恥ずかしかった。

その日は早々に就寝。
翌朝、着替えて朝食バイキングに向かう。
まだ膝が痛いのでノタノタと歩いた。
彼が「おいポンコツー!しっかりしろ~!」と言って笑っていた。

本日は天気予報どおりの雨。
早めにホテルをチェックアウトし、御殿場アウトレットに向かった。
山間の町には濃い霧が出て、なんだか凄かった。
富士は厚い雲にすっぽりと覆われ姿を消していた。

御殿場アウトレットはとても広かった。
ここも私は初めてだけど彼は2か3度めなのだ。

ちっ。
とか言ってると途方も無いのでそれはどっかに置いといて。

雨空は持ちこたえてくれ、曇っていた。
ちょっと肌寒い。

ここは高級ブランドのお店も多く、目の保養にPRADAに入った。
私が好きなmiumiuもある。
とても可愛い鞄があった。

もうひとつ憧れのブランドChloeも、miumiuも値段は変わらない。
「あぁ、かわいいなぁ。めっちゃ儲けてこれ買いたいわ。」
憧れと羨望の眼差しをバッグに向けていると、彼が
「それくらい俺が買ってあげるよ。」と、驚きの発言を。
「高いよ!高すぎるんだよ!?」
「5万くらいじゃないの?」

そういえばここはアウトレットである。

バカッとmiumiuの鞄を開けて中を見た。
値札の先頭には「7」の数字が見えた。

7万越え・・・

鞄ごときに・・・

「いいい…いい!いらない!」
私はバッグの蓋を閉じ、棚に戻した。

「立派でございますわね~」「ですわね~」などと言いつつ、店内一周して出た。

以前韓国に行った際、免税店でmiumiuのお財布を買った。
日本で買うよりちょびーっとだけお得だったけれど、
アウトレットの財布の相場はいくらだったのか見て来れば良かった。

その後服を数着買い、お昼過ぎには帰路へ。

280kmくらい私が運転してナガシマスパーランドを越えた後、彼に代わってもらって仮眠した。
目が覚めると和歌山。
なんだか帰りは速かった様に思いました。

とっても楽しかった。
楽しい時間が一瞬すぎたので今度行く時は2泊はしたい。
富士急で遊んでいる時に彼が、
「後はあれを残すのみだな。T・D・S!!
それで俺が付き合いだした頃に連れていってあげるよって行った場所は制覇するよね!?」
と言った。

なんと、確かに付き合い始めたばかりの頃にいつか連れて行ってあげると言ってくれた場所は、ディズニーシーを残すのみ!!
今までこんな素敵な人が居ただろうかと感激した。
思えば男運が無かったというか、私がショボかったというか…。
彼は私の希望を次々叶えてくれる王子様でございます!

…あ。

「ブブー。【新婚旅行はヨーロッパ】というプランも残っておりますー!」

「そうだったか!!でも国内はあと一か所でしょ!?」

制覇する事に何か要点があるのか聞いてみると、「俺の自己満足」との事だった。
素敵な人だと感動した。

そんな感じで今回もとても楽しく旅行してきました。

しんどかったけどまた行きたいな!

2011年の一覧

富士急ハイランドに行ってきました1

ただ遊びに行ってきたという日記

「金曜夜出発すれば朝までに着くし、その日1日富士急で遊んでどこか泊まって、日曜にのんびり帰って来ればよゆーじゃん。」

そんな話をしたのが2週間前。
その小話を実行した所、現実はものすごく果てしなく遠かった。

金曜日。
天気予報は土曜曇りで日曜は雨。
そんな状況で楽しめるのか。

延期か、決行か、私達は迷った。

そして、延期にして次に休みが合う第四週末が晴れるとは限らず、仮に晴れても行く気力がその時あるかどうかわからない。
ならば土曜は雨が降らないのだから行こう!という事になり、急いで宿を探す。

彼が家に着いたのは8時頃。
荷物をまとめ、支度しながら宿をネットで検索し、予約が完了したのは夜10時だった。
もっと本気で数日前から行く気になっておくべきだったと後悔しつつ出発。

夜の大移動。
景色変わらず延々と続く高速道路。

長距離トラック群に挟まれながら異様な緊迫感に包まれ走る軽自動車。
軽の長距離移動ってなんてしんどいんだ。
体力はもつのか、本当に雨は降らないか。

不安ながらも、道中に三重か愛知あたりで見た工場地帯のオレンジの光がとても幻想的だった。
夜中3時頃、日本平PAで仮眠。

それにしても最近の高速道路にあるサービスエリアなどはトイレがすごく綺麗。
ホテルみたいに広くて設備が整っている。
そんなとこに感動しました。

朝5時起床。眠い。
綺麗なトイレで身支度を整え、出発。

ナビは目的地まで2時間半だと告げていた。
ここからは彼に運転を任せ、私はカメラ片手に初めて走る静岡の道を満喫した。

「ほら、見えたよ!富士だよ!」
彼の示す先に裾野を大きく広げた富士山が見えた。
この人生で3度目に見る富士山。
う・・・美しい!
富士は日本一の山。
すごーい!

残念ながら連日の温かい気候でまだ雪化粧はしていなかったけど、とても感激した。

8時20分頃、富士急に隣接するハイランドリゾートホテルに到着!!
なんとかギリギリ開園時間に間に合いました。

宿泊特典として開園30分前の優先入園と1日パスポートが付いているので、ロビーに駆け込んでフロントに行くとすでに行列が!!!
時間に迫られると一瞬で大混乱する私はすでにかなりパニック。

支度の遅い彼は車に置いて来たのですが、車の鍵は私が持っているので車を閉められない事に気付きまたパニック。
なんとか1日パスポートを受け取った瞬間、始まってしまった優先入園。

私は彼を呼びに車に向かって猛ダッシュ。
彼は運転席に座って待っていた。
「早く!!入園はじまっちゃった!!早く!!」

あわあわしながら呼ぶも、事態がまったく伝わらず「?」という記号を顔全体に浮かべられてしまった。
追いたて一緒に慌ててホテルのロビーにまた戻ると、上着が無いので肌寒い。

「上着要るんちゃうん?」
まるで人事の様につぶやく彼に、「用意してくれてないの!?」と絶叫する私。
と、また車にダッシュ。
これで私は体力が切れ、テンションダウン。

トボトボと遅れて果たす優先入園。
「そんな落ち込むなよ。」
彼に諭され、ようやく落ち着きを取り戻したのでした。

彼は富士急に3度目の来園らしい。
私ははじめて。
前の彼女の事を思い出したりとかあるのだろうかとふとよぎるも、そんな事は考える事ではないという事で私は気を取り直した。
彼が一番大好きな遊園地。
そして、私が一番来たかった遊園地に今、居る。

テンションが落ちていたのはそこまででした。
なぜならホテルから園内に続く細い小路を抜けるとそこには、高飛車があったのです!!!

びっしゃーびっしゃーたかびっしゃー!!

つづく

…などと、いちいち区切ると長くなりそうなのでもう少し書きます。

高飛車にはすでに列が出来ていた。
他のホテルの優先入園者達だろう。
とりあえず、これに乗らなければならないだろうという事で私達も並ぶ。

開園9時になると、一般の入園者が猛ダッシュして来た。
すごいたくさんの人が駆け抜けて来る。
まるでスーパーの大安売りに駆けつける主婦の様だった。
それだけでこの遊園地の人気の高さが伺える。

周囲から聞こえる標準語にたじろぎながら、私達は無言で並んだ。
ほどなくして高飛車入り口のシャッターが開く。

うわ~…!!
地獄のミサワコラボのシュールなイラストがわくわく感を引き立てる。
少し並んだ後順番が回って来る。

カバン、ポケットの中身はおろか、髪につけたシュシュまで取る様に指示された。
シュシュ吹き飛ぶってどんな威力よ!?

ドキドキ着席。
ドキドキベルト装着!!
係り員さんの掛け声が上がる。

「それではご一緒に!!ビッシャービッシャータカビッシャー!!!!」
なんじゃそのかけ声ー!?という仰天と共に出発しました。
たかびっしゃー!!

面白過ぎです。
この人生で体験した全ての事の中から厳選してもかなり素晴らしく面白過ぎです。
これまで乗ったアトラクションの中では間違いなく1番になりました。

発進直後の暗闇走行、体付いていかなくなるくらいの回転、一旦停止後の巻き上げ、天辺での停止に徐行。
人の恐怖心のツボを知りつくしたセンスの良いジェットコースターです。
素晴らしいです。

彼的には、走り出した後しばらくキャーキャー言っていた私が突然「あははは!!」と大声で笑い出して怖かったらしい。
「イッちゃった人が乗ってるのかと思った。」との事で、豪速ジェットコースーターに揺られながら時々私を見ていたらしい。
笑いが止まらないくらいおもしろかった。
もう一度乗りたい!!

でも既に列は2時間半待ちに達していたので諦めた。
テンションとはうらはらにガックガクになってしまった膝と頭をひきずる様にして、私達はそこを離れた。

ドドンパに続く。

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