猫がうちにやってきた

2015年1月3日、ついに猫をうちに迎えました!
生後4ヶ月の男の子です!

出会いは突然に

新年。
毎年0時ちょうどに行わなければならない仕事があるので、失敗しない様にお酒は控え必死に年を越します。

明けて1日夜に夫と実家に帰ります。
どちらの家にも猫が居るので、普段補えない猫パワーを撫でまくって補充。
これは私の実家の猫たち(1匹撮り忘れちゃった)

お正月の最終日は私の実家でご飯を食べる事に。
夫とお墓参り・初詣に出かけた後、実家に戻ると祖母が遊びに来ていて私達の顔を見るなり「あんたらに教えてあげたいかわいい子がおるんやで!」と熱弁!

私達は普段から【こんな子が理想の猫だ】と言っては「立ち耳」「やや毛足が長め」「女の子」と話していたので、それを知った祖母と母が「近所のペットショップで見かけた子猫がピッタリの容姿だ!」とヒートアップ!

「お金出して猫を買うつもりはないんだよね。お金無いし。
譲渡会とか保健所とかに行ってゆっくり運命の子を見つける感じでいいんだよ」
と答えたのですが「でも凄くかわいいよ!」「立ち耳だよ!」「フワッフワだよ!」「会うだけ会ってみたらいいじゃない!」と様々な可愛いアピールをぶつけられます。
あまりにもすごい勢いで推されたので、そんなに言うならちょっと顔を見に行ってみようと軽い気持ちでそのお店に出かけました。

話題の子猫は去年の夏頃ペットショップにやって来たそうで、はじめの頃はまるで濡れネズミの様な容姿でぜんぜん可愛くなかったそうです。
母達も「え?こんなみすぼらしい子に値段がついてるの!?」とビックリしていたそう。
けれどなんだか愛嬌があって気になってしまったらしく、祖母も母も度々「あの子どうしてるかな?」と様子を見に行っていたらしいです。

私はというと引っ越す前から夫が猫を飼いたい!と言い続けていて、暮らしが落ち着いたら譲渡会とかあたってみようかと考えていた程度。
これまで2、3匹ほど可愛いと思う猫には会いましたが、どの子もいまいちピンと来ず、「連れて帰ろうよ!」と言う夫に
「この子は小さすぎるから共働きの家に来たら可愛そう。」
「この子は大きすぎるからしつけるには遅すぎる。」
「春になったらいろんな所で生まれるだろうからもう少し待とう。」
などと、様々な理由をつけては夫を止めていました。

これまで会ったどの子も可愛かったけど、別に心に響く訳でもないし、「気分が乗らないなぁ。」といった感じ。ペットショップに行けば可愛い子はいくらでも居るけど猫をお金で買うという感覚が自分の中にサッパリなかった。
我が家はお金持ちではない。
お金で苦労した子供時代があったからこそ、いつか自分に子供が出来るまでに1円でも多く貯めておきたいのだ。
色々あって全然貯まらないけど。

という事で、私は猫が好きですが猫なら誰でも愛せる訳ではないのです。
よほどフィーリングが合わないとだめなのよ。

そしてご対面へ・・・

「あっちに居るよ!」と母達に急かされながらお店のショーケースの前へ。
ついに話題のあの子にご対面です。

えーーー・・・(がっかり)

ショーケースの中に居るその子は想像していたより大きく育っていました。
8月生まれという事で生後4ヶ月。
うーん、贅沢言うけど2ヵ月くらいから育てたいんだなぁ。

でも確かに見ただけで癒される寝顔ですね。愛嬌があります。
真っ白な手を重ね合わせて、その上に頭を乗せ、こちら向きで寝ていました。
寝ている時まで全力で自分を売り込んで家族になる人を待っているのね。
なんて健気な・・・なんて妄想が膨らみます。

しかしその子のプレートは青色で「おとこのこ」の文字が。

「あかんあかん、男の子やん。男の子は毛が硬くなるからダメ。女の子がいいんや。」

と、私は言い放ってショーケースから離れ・・・かけましたが、でも折角来たんだしもうちょっと眺めてようと踏みとどまります。
かわいい猫め。

女の子にこだわっている理由は私のアレルギーです。
これまで何匹もの猫と暮らしましたが、毛の硬い子に触ると何が悪いのか蕁麻疹が出るんですよ。
オスはやっぱり、メスよりちょっと毛が硬くなり易いんですよね。
毛の柔らかい子でも目がかゆくなったりくしゃみが止まらなくなったりはしますが、じんましんまではいかない。
蕁麻疹は出来れば回避したいです。
掻いたら痕が残るし、かゆいとすごくイライラするし・・・

などと考えていたら「いいじゃんいいじゃん!とりあえず抱かせてもらいなよ!かわいいでしょ!」と、何がいいじゃんなのかよく分かりませんが、母が畳みかけて来ます。

最初は「いらんいらん!抱いたら情が沸くから触らん!」と拒否しましたが結局だっこしてみることに。

店員さんがガラスケースの扉をカチャカチャやると、眠っていたその子は飛び起き、嬉しそうに扉に近づいて行きました。
やだ、なにあれかわいい。

「はいどうぞ~。」と差し出された猫はまず夫の腕の中へ。
「あ~かわいぃ~」と、メロメロの夫。
次に私の腕の中へ。

あ~かわいぃ~・・・

毛はやわらかく、触ってる感覚が無いくらいふわっふわ。
ほんとに男の子?と思ってしまうくらい可愛いまんまるなお顔。

(ダメだ!好きになってしまう!)

すぐに子猫を夫に押しつけ距離を取ります。

男の子はダメだ。大きくなって盛りの時期が来たら家におしっこかけたりするから大変なんだ。
しかもこんなに大きく育っている。
そのおかげか価格はかなり下がっていました。これなら数か月節約すれば手が出る。
が、いやしかし・・・。

命の値下げ。
なんかそう考えると少し泣きそうになりました。
ペット産業はせつない。

迷っている私が「うんうん」唸るだけで動かなくなったのを見て、店員さんの子猫の話をしてくれました。

「この子はうちに来た頃、こう言っちゃアレですが、ホントそこらで拾って来たみたいにみすぼらしい外見でね、どぶねずみみたいな貧相な容姿だったし、こりゃ売れないなぁって思ったんです。
でも最近になってようやく白い毛が生えて来て可愛くなって来たので、このお正月の間は「抱っこしてみたい」って言ってくれるお客さんもちらほら出て来た所なんですよ。
でもみなさん『考えます。』って言い残して帰っちゃいましたねぇ。」

そんな身の上話を聞きながら時計を見ると時間は閉店間近でした。
店員さんはきっと、私たちの事もお正月に訪れたお客同様ひやかし程度だと思っていたのだと思います。
私もそのつもりでした。しかしだ!

「どうする?」と、夫が満面の笑みで私に聞いてきます。

私はいつもの様にダメだと言いたくありませんでした。
自分の中で答えはもう出ていたんですけど「どうしたい?」と夫に聞き返しました。

「俺はどっちでもいいよ。どうしたい?かわいいね。」
夫はいつもは「可愛い!連れて帰ろう!」と言うのにこの時はあっさりしていました。
どうせ私にいつもどおり却下されると踏んで諦めていたそうです。

再びガラスケースに戻された猫はまた眠りにつこうとしている所でした。
ここで帰ったらきっとあの子とは永遠にお別れだ。
もう二度と会う事もないだろう。
育ち盛りの男の子があんな狭い場所で何十日過ごして来たんだろう。
横に転がってるおもちゃは猫が飽きない様に何種類かあって、良心的なペットショップに見えます。
でもきっと窮屈な思いを散々してきたんだろうな。

さっき抱っこした感覚を思い出します。
あの子があのまま売れ残ったらどうなるの?
もしくは明日来たお客が連れて帰るかも?
他の人の家族になるの?
いやいや、ダメだ。

「よし、連れて帰ろう!運命感じちゃったよ!」

まさに赤い実はじけた!
私はさっき抱っこした瞬間にあの子を好きになってしまった!
今後こんなにときめく子に出会う事があるかな?いや無いね!

オス?
関係無いね!

大きすぎる?
関係無いね!

今日からおまえのママは私だね!

「連れて帰ります。大切にします!この子いつもごはん何食べてますか?トイレの砂はどれ使ってますか?」

矢継ぎ早やに質問しまくる私に店員さんはびっくりしている様子。
慌ててお店の女の子に「今からこの子のシャンプーできるかな?」と聞いていましたが、女の子はお店閉める準備してるところでしたよ。

「あの、時間がかかります・・・」と答えるのを聞いて「いりませんよ。シャンプー別にいらないですから。」と声をかけました。

そして我々は大きなカートを持って来て売り場の端から端まで歩き、必要な物をボコボコと乗せまくります。
「やった~!」「良かった~!」と、母と祖母が猛烈に喜んでいるのが視界の端に見えた。
本当に夏からずっとあの子を見て来たんだろうなぁ。

トイレ、トイレの砂、爪研ぎ、ブラシ、キャリーバッグ、猫のおもちゃ、おもちゃ、おもちゃ・・・など!

ご飯は今食べているものと同じものを1つサービスしてくれました。
プレミアムフードのいいやつですよ。
良いお店だなー。

ひとしきり商品を選び、契約書の説明を聞き、お支払い。
ペットを飼うのにお金を払うのは初めてです。
今まで拾ってきたり保健所で貰ってきたり譲り受けたり、そんな出会い方しかしたこと無かったのですごい新鮮というか緊張というか・・・。

猫はその間にブラッシングを受け、ふたたびガラスケースの中でひと眠りしていました。
あなたはその狭い空間を、今日、今この瞬間出るのだぞー!

優しくしてくれた店員さんと引き離してごめんね。
今日から大切に育てるからね!

熱い気持ちがこみ上げますよ。

地元のペットショップで買った事は少し心配だったけど、うちの近くに同じ系列店があるらしいので安心。
お店に行けばご飯の相談とか、動物病院とかを紹介してもらえるらしいです。

「それでは、大切に育てます。ありがとうございました。」と、今日までこの子をお世話して頂いた店員さんにおじぎして、買ったばかりのキャリーバックに猫を入れてもらい、一旦実家に連れてゆきました。

不安そうな子猫ちゃん
絶えずこんな顔してる。不安なんだな。

解放!そして命名!

家に戻る前に夕食を実家で食べる約束だったので、しばらく実家で遊ばせる事にしました。
キャリーバッグから出すとおっかなびっくり。
そこらじゅうの臭いを嗅いでオドオドしていましたが、30分もしないうちに慣れて他の猫を追いかけてました。
割と肝が据わってるな!
他の猫はかなり大人なので、突如現れた子猫に驚き逃げ惑っていましたよ。

後で調べたらスコティッシュフォールドは温和で人懐っこく、とっても犬に近い性格らしいです。なるほど。

早く呼びたい!名前呼びたい!という事でさっそく夫と名前を考えます。

8月27日生まれらしい。
よし、それにちなんでつけましょう。

「がっくんってあだ名で呼びたいなぁ。」と呟く夫。
芸能人格付けチェックの番組を観ていて散々『がっくんすげぇー!』って言ってたから響きがすっかり馴染んだ様子。
「じゃあ8月は英語で言うとオーガストだったと思うので、お、オガ、ガ・・・ガスト君?」

夫「ファミレスかよ!?絶対嫌だ!お、オガ・・・オーガ君は?」
私「ロードオブザリングかよ!ダメだよ!」

夫「がすと・・・がうと・・・ガート・・ガイ・・ガイト君は?」
私「こんなかわいいのにちょっと厳つい感じなのはなんだかなぁ。」

夫「うーん・・・ガ・・・カイトは?」
私「いいね。それにしよう。」

夫「愛称はかっくん・・・かー君?」
私「カイちゃんて呼べばいいんじゃないかな?」

て感じで名前は「カイト」に決まりました。

漢字も考える?と聞かれましたが、日本猫じゃないしカタカナでいいかな。

帰る頃にはすっかり実家に馴染んで走り回っていたカイトを捕まえて出発!
車中では怯えた様子だったけれど、スコティッシュってあまり鳴かないそうで、鳴いてもか細い声でした。
高速道路1時間の距離がすごく長く感じた。

いざ!我が家へ

家に到着して早速キャリーバッグから放出!
喜ぶかと思いきや、あまりの寒さにブルブル震え、実家で放した時よりもおっかなびっくり臭いを嗅ぎまくってる。
よほど車が怖かったんだなー。

急いでエアコンを付けてホットカーペットのスイッチを入れ、ヒーターを持って来ました。
なかなか暖かくならない!

もっとおもちゃ出せよ顔
もっとおもちゃは無いのかい?って顔してる。

馴染むかどうか心配でしたが部屋が暖まる頃には出してあげたおもちゃで遊び、家の中を探検し、嬉しそうに歩き回っていましたよ。
さすが!猫の中で一番犬に近い性格と言われる種類!度胸据わってるぅー!

あぁ~うちに猫がおる~うれしいーかわいいよぉ~んおんおん!

徐々に慣れてくれるといいな。

第1夜はベッドで一緒に眠る事に慣れていないのと、ケースから出されて嬉しかった様で凄いテンションで走り回って過ごした様です。

しかし!!

3時間程眠った頃、夫が「カイト?!カイトが居ない!?」と飛び起き、家の中を探しまわり始めました。
隠れる場所などほとんどないのでその内出て来るよと声をかけるも、居ない!居ないよ!と探しまわるので心配になり、一緒に捜索。

い、居ない!
何!?家に穴とか開いてる?外出た?うそうそうそ!!

あわあわしながら2人で呼びかけると、夫が細い声を聞きつけたらしく、寝室のテレビ台の後ろに居る所を発見。

「か、カイト!?出ておいで、ほら、こっちおいで!」

テレビボードの隙間から2人で呼ぶと、私の方へもぞもぞと這って出て来ました。

うぉおお愛らしい~!腰が砕けるくらい可愛いぃ~!半端ないぃい~!

「くそー!なんかもう既に俺より懐いてる!くそー!」と夫、すねる。

そのまま抱っこして一緒に寝ました。
あぁあ!奥歯ガタガタするくらい可愛いいいー!!!
しーあーわーせぇえー!

もう狭いところはごめんだぜ顔
箱に興味を示さない

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