避妊手術を受けたリル

色々心配しすぎましたが、無事に避妊手術をクリアしてリルが元気に帰ってきましたイエエエエエーイ!!!
動物病院の先生ありがとうございます!!!
最高に安心したので明るく記録を書きます!イッエエエエエーイ!!!!

7月13日(土) 手術当日の流れ

病院から案内された1日の流れは、
・当日は朝からご飯を抜き、朝9時以降はお水も絶つ。
・9時~11時30分の間に病院に連れて行って預ける。
・手術までに問題があれば連絡が来るが、問題なければ 午後から手術開始 。
・お迎えは18時~20時の間。
でした。

リルの気持ちを考えれば11時半ギリギリに連れて行くのがベスト中のベスト!
彼女はねぼすけなので大抵10時くらいまで寝るハズです。
起きてから病院に連れて行くまで1時間くらいなら飲まず食わずで我慢させられるでしょう。(カイトには朝ごはんを食べさせておきました。 )

って、思い描いたそういう日に限って早起きしてくるんですよね

リル、病院へ

8時頃起きてきたリル。
お腹が空いている様でご飯のお皿を探しまくっている。
なぜだいつも起きた直後そんなにご飯食べたがらないだろう。
なんでこういう日に限ってめちゃめちゃご飯を求めるのか!

暴れるリル
良い画像が無かったので暴れているリルをお届けします。

とりあえずトイレに誘い、おしっことうんちを出したのを確認。
どうしよう。あと数時間もご飯を欲しがるリルとカイトを我慢させる勇気が自分には無い…

時間は9時過ぎ。
かれこれ30分ほど、ご飯が無いぞ!ご飯はどこだ!と催促するリルをごまかして過ごしていましたが、もう頑張れない。

仕方ない、病院に向かいます。

行ってらっしゃいリル

診察室で体重を測ると2.4kg。先週と変わりません。
「うーん、軽くなってたらどうしようかと思った。大丈夫ですね。」と先生がおっしゃるので問題なく手術出来る様です。
体重測定中、周囲を警戒しおよび腰になるリル。
「じゃあリルちゃんをお預かりしますね。」と言いながら先生が手を伸ばすと、リルは慌てて私にしがみついてきました。

「すみません。かなりの怖がりなんです。」とリルを抱き上げながら先生に伝えると「じゃあ申し訳ないけどちょっとネットの中に入ってもらおうかな」と洗濯ネットを取りに部屋を一旦出ていかれました。

「リル、夕方絶対迎えに来るから頑張るんだよ」と肩に爪をめり込ませながら必死にしがみついてくるリルに声をかけます。
抱っこ嫌いで私以外には大人しく抱っこされないリルなんですけど、いつも20秒くらいしか抱っこできないのにこの時は先生が戻ってきても固く私にしがみついていました。
ママ泣きそうですわぁ…と思いながらリルを引きはがし、ネットの中に入れ、先生に預けます。
「頑張れリル!夕方絶対迎えに来るからね!」と声をかけながら、先生に宜しくお願いしますと言って診察室を出ました。

受付で預かり金の10,000円を払って一旦帰宅です。
たまに預けたきり迎えに来ない人が居るそうで預かり金制にしたそうです。
驚きの理由ですね。

お迎えの時間を待つ私たち

24時間リルと一緒に過ごすカイトはどんなに寂しい思いをしているだろうと急いで帰宅しましたが、いつもの調子でゴローンと伸びて寝ていました。

私の帰宅に気づくとめいっぱい甘えて来て、ご飯もふつうに食べてずっとくつろいでいます。
お昼過ぎたあたりでリルが居ない事にやっと気づいた様で、2階の猫たちの部屋に探しに行ってましたが、居ないと分かった後も特に変化なく私に甘えていました。

おくつろぎのカイト
リルが居ない事に気づいていないのかな

リルは生後2ヵ月未満で我が家にやってきたんですけど、それ以来単独でうちから離れた事が無い子なので、きっと怖い思いをしているだろうと思います。
いつもリルが寝ている2階のキャットタワーは当たり前ですがもぬけの殻で、居ない事をとても寂しく感じます。
カイトは平気なのかなぁ。

いや、表に出さないだけできっと寂しいはずだ…

そしてリルは今頃もう手術を受けている頃だ。
あの細い体で大丈夫かな。
カイトと遊んでうっかりひっかかれて怪我しても治るのがそんなに早い方じゃないリルがちゃんと麻酔から目覚めるのかな。
いやそこは先生の腕を信じよう。
カイトだってお世話になった先生だ。

おだやかな寝顔

その後、夫が帰宅。
リルを預けた時の様子やカイトの様子を報告すると、
「カイトにとってはママがすべてだから、ママが家に居ない事が一番悲しくてそれ以外はどうでもいいんじゃないかな。」との事でした。

実際、私が居ない時ならカイトは夫にべたべたに甘えるそうですが、私が居れば夫に対して塩対応になるので、パパにおもいっきり甘えるカイトを私はあまり見た事が無い

「俺はママが居ない時の代用だからな。」と自嘲気味に微笑む夫。
なにその「私が死んでも代わりはいるもの……いるもの……」みたいな余韻は。切ない…

今頃リルは麻酔から目覚めた頃だろうか。
きっと病院に来た事は夢だと思いたかっただろうな。
目が覚めてもおうちじゃないから絶望するだろうな…胸が痛む。

うちのお嬢をお迎えに

18時。
動物病院に到着です。
先生にだっこされて出てきたリルは持ち込んだタオルで作ってもらった服を着せられていました。今はパラボラアンテナみたいなエリザベスカラーじゃなくてお洋服なんですね。かじって服をボロボロにしてしまう場合はアンテナみたいな方をつける事になるそうです。

診察台の上に乗せられるとすごい早さでキャリーケースの中に入って行きました。家を出る時は中に入る事をすごく拒んでいたのに、これに入れば帰れると分かっているんだなぁ。

「午前中はそうでもなかったんですけど、手術が終わって麻酔から目覚めた後はずっと下に敷いておいたバスタオルの下に潜って隠れていましたよ。怖かったんですね。」と、病院でのリルの様子を教えてもらいました。
10日後に抜糸です。

車に乗せると家に帰れる事を確信したのか、行きの怯えきった様子とは異なり興味津々に外の様子を伺ってました。

リル、もしかしてドライブとかできるタイプ?
お腹の傷が治ったらどこか連れてってあげようか?
なんて声をかけながら帰宅です。

カイト、リルにビビる

キャリーケースから出すと、まだ麻酔が抜けきっておらずヨタヨタと歩き回るリルは、自分の家であることを確かめる様に家じゅう歩き回っていました。

特に後ろ足がしびれている様でよく転んでます。
お腹の傷大丈夫なの?あまり暴れたら開くよ!と後を追いかけて無茶な事をしようとしたら止めるのに忙しい。

カイトは帰宅したリルの姿に驚いたのか病院のにおいを警戒してるのか近づきませんでした。リルもカイトが去勢手術を受けた時、半日くらい警戒して近づかなかったので仕方ないかな。

一定の距離を保つカイト

そしてしばらく歩き回っていたリルはご飯を置いてあるキッチンカウンターの上に登ろうとがんばり始めた。
ベンチに上る脚力は戻っていない様で、キャットタワーに腕の力でよじ登り、意地でジャンプする。

先生には20時まで水もご飯も与えないでと言われていたので、あと1時間くらい待たせないといけません。
きっと麻酔が覚め切らないうちに何かお腹にいれたら詰まったりするんでしょう。

でも朝から飲まず食わずで、朝起きた時からご飯を欲しがっていたリルは必至になってご飯を探してました。
胸が痛むなぁ。

そしてこの後、ご飯をモリモリ食べた。
いつも1日かけて食べる量を1食で食べきった。
お腹すいてたんだな。ひもじかったんだな。

ご飯を食べた後は安心した様で私にひっついて眠ってました。
病院に連れて行ったのは私なのに、私の側を選ぶとは、ひとりぼっちで居る間ずっと私に迎えに来てほしいと考えていたのかもしれないなぁ。

カイト、壊れる

その時、夫が気づきました。
カイトの情緒が荒れ始めている。

2階でひとり「ニャァアア…」と寂しく鳴き、壁を引っ掻いてる。
『ママ取ラレタ、、、カエセ、カエシテ・・・』
横でそっと夫がカイトの言葉を翻訳します。

「ジャーキー食べさせてあげたらどう?」と勧められたのでカイトを呼ぶと飛ぶ様に降りてきました。
でもにおいを嗅ぐだけで食べない。

カイトの左側にむなしく並ぶジャーキー

この後、あの手この手でご機嫌を取ろうとしましたが、絶えず私にくっついて来るリルを見る度に最悪値まで機嫌をそこねるカイト。
きりがないのであきらめました。

その後、ママがダメな時の駆け込み寺、パパに慰められるカイト。

リルのお腹が綺麗に治るまでは我慢してもらいましょう。


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