リル通院3回目:肥大型心筋症

リルが拡張型心筋症の診断を受けてから6日。
今日は薬の効果を見るためレントゲンを撮る日です。
朝ごはん+飲み薬を用意しましたが、毎度ご飯になにか混ぜられている事に気付き始めたリルは、私をちょっと疑う様になっていて、食べるのを嫌がって別の部屋に行ってしまった。

いつも遊んだ後は積極的にご飯を食べてくれるけど、運動はさせないでと言われてしまっている今、どう対処したらいいか悩ましい。
前の日の夜、猫じゃらしに手を出していたのでリル自身は遊びたいんだと思う。
胸が苦しくなってから遊ぼうとせず寝てばかりだったので、この6日間で状態は改善しているんだろうな。

昨夜のリル
昨夜のリル

リル一番のお気に入りであるおもちゃを手に取ると、音を聞きつけて嬉しそうに飛んできたので、興奮させない様に、走らせない様にゆっくり振ってみたらすごく喜んでくれた。
リルが楽しそうにしている姿を1週間以上ぶりくらいに見た。
その後、遊び足りない様でカイトを誘って遊びはじめ、落ち着いたら薬が混ざったご飯をちゃんと食べてくれた。
安心して仕事に出勤。

楽しそうなリル
楽しそうなリル

お昼過ぎに夫に、今日はレントゲンの日だからリルにできるだけ何も食べさせない様にLINEで連絡した。
病気の診断をするのがお医者さんなら誤診に繋がる要因を排除するのが私達の役割だと思う。

定時ダッシュで帰宅し、病院に連れて行く準備をしていたら気配を察したリルが2階に避難してしまった。
しかも今日は手が届かない場所に逃げ込んでしまって困った。
すると1階で夫がおやつの袋をカシャカシャと振った。
間食していなかったリルはサッと飛び出てきて階下に走って行ったので、これ幸いと捕まえる。

しかしキャリーケースに入れようとしていたら、夫が「期待して出てきたのに可哀そうだ。おやつ1本だけあげよう。」と言います。
可哀そうだから。
たしかに。
でも、横から肺を撮るレントゲンにおやつが異物として映ったりしないか。
肝心の肺の影を隠してしまわないか。
「かわいそうだけど、お願いだからここは我慢させて。誤診に繋がる可能性は無くしたい」と返事して外に連れ出した。
夫の気持ちも分かります。
期待を裏切ってガッカリなんてさせたい訳じゃない。

でも、この病気はもう治らないから、一番苦しい日が1日でも遠くなる努力を毎日していきたい。

診察室に入ると先生はまず、「前回、呼吸数を数えるお話をしましたが測れましたか?」と聞いてきたので
「参考になるかなと、一緒に暮らしているカイトも可能な時は呼吸数を数えてきました。」
と言いながら、Googleのスプレッドシートに作ったカウント表をお見せしたら「スマホでこんな事できるんですか!?」と驚いておられた。
すぐ調子こく私ですが、ふざけられる程テンションをあげられず「そうなんです。へへっ」と笑う。
Googleさん、ありがとう。

Googleスプレッドシート活用中
Googleスプレッドシート活用中

先生もご実家で猫を飼われているそうで試しに呼吸数をカウントしてみたそうですが、やはり猫は個体差もあって難しいですねとおっしゃていた。
カイトも浅くて速い呼吸をする(太りすぎ?)ので、確かによく分からない。

「毎日見ていたら明らかに苦しそうな様子とか、表情で分かると思いますし、併せて観察を続けてください。」
との事でした。
という事で引き続き、呼吸数の記録は付けていきます。

次にレントゲンを撮る為、リルは先生に抱っこされて別室に移動しました。
私達は診察室に残り、手持無沙汰なので最近撮ったカイトとリルの写真を夫に見せながら待ちます。

しばらくするとリルが戻ってきました。
キャリーケースに入れてあげると下に敷いていたバスタオルの下に潜り込もうとしています。すごく怖かったよね。ごめんね。

レントゲンの結果、肺はこの6日でかなり綺麗になっていました。
白いモヤは消え、黒く写っていた為ちゃんと水が抜けた様です。
心臓は相変わらず大きいのですが、もうこれはどうしようもないとの事。

進行性の病気である事から、今後ずっと心筋症の薬「アピナック 12.5mg」「ピモベハート 1.25mg」を続けていく事になります。

ただし、利尿作用のある「フロセミド 10mg」は前回処方された分を飲み終えたら今は1回1/2錠であるところを1回1/4錠に減らし、最終的に止めていくとのこと。
ただし、減らした途端体調を悪くする子も居るそうなので、1/4錠に減らした日から2、3日はしっかり見守る必要があるそうです。

次の通院は今残っている薬を飲み終わった後、今日処方される薬(8日分)を全部飲み終えた辺りでとのことでした。
ただし、少しでも様子がおかしければ電話でも良いので連絡をくださいとおっしゃってくださいました。

診察の後、私たちの質問にも色々回答してくださいました。

  • 肺に水が溜まるのはどうしてですか。
    • 肥大型心筋症は心臓の左側がダメになる病気で、心臓の左側は体に血液を押し出す役割を担いますが、この力が弱まって血液の循環不全を起こすことが原因です。酷い場合は胸水や腹水が溜まってしまうのですが、今回はそこまで進行していません。
      お腹が膨らんで来た、いつもと様子が違うという事があればすぐに連れて来てください。
  • 次に出る症状はどの様なものが想定されますか?
    • 個体差があり、治る病気ではありませんので、投薬を続けてこの子がどこまで頑張れるかというお話になります。
  • 薬を飲まされている事に気付いた様で薬が混ざったご飯を嫌がります。
    飲ませ方にコツはありますか。
    • どうしてもご飯と一緒に食べてくれない時は、首を真上に持ち上げ、口を開けさせて喉の奥に薬を落とすとスムーズに飲み込みます。舌の上に落としてしまうと吐き出してしまいます。
      猫ちゃんはわたしたち人間と違って首を真上に曲げても呼吸できるので、まっすぐ上を向かせてあげてください。

一通り聞き終えて病院を出ます。
今日の診察代は「診察+レントゲン撮影+お薬」で7000円弱でした。

外はすっかり暗くなってしまっていたのと、台風10号の影響で雨が降っていたので窓を開けられず、リルに外の景色を堪能させてあげることが出来なかったけど、帰れることが分かると気持ちに余裕が出来るのか興味深そうに外を眺め、帰宅後はいつもの様に玄関にもう一度行きたいと言いたいかの様にしばらく鳴いてた。

そしてすっかり疲れた&お腹が空いた様で、私の指までかじりながらご飯と一緒に夜の薬をペロリと飲んでくれた。
リルちゃん、お疲れ様でした。

おつかれリルちゃん
もう疲れたわぁという表情のリル

お留守番をしていたカイトは、リルばかり構う様子を見てすっかり拗ねてしまっていたので、リルが寝てからしっかり甘やかしました。

ぼくのことみんな見えてますか・・・?

「もう治らない」という言葉をボーっと思い浮かべます。
あれからネットで肥大型心筋症のページをたくさん読みました。
読めば読む程、リルの最後の日を想像してしまいます。
考えたくない自分と、考えなければならない現実の間で途方もない気持ちになります。

今までたくさんの猫と暮らしてきました。
いつか来るお別れが辛すぎて猫を愛せない時期もありました。
でも今の自分はカイトとリルを我が子の様に大事に思っています。

自分に出来る事はなんでもやって、2匹が不自由なく暮らしていける様にしてあげたいと思っています。

夜、2階の寝室に移動しながら階段の下を見るとリルがじっとこちらを見上げていました。
あのかわいいリルが、そう遠くない未来居なくなってしまうのかと想像しただけで頭が割れそうです。
その日が必ず来るのだと理解できても、心はついていけそうにないので、今は考えない様にして私に出来る事、やらなければならない事をしっかり果たしていきたいと思います。

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