やって参りました!
WordCamp Tokyo 2019
公式サイト:WordCamp Tokyo 2019(https://2019.tokyo.wordcamp.org/)
WordCampに行こう!
WordPressを愛する人々によって作り出される最高のイベント「 WordCamp 」に、今年も会社から「しっかり学んでおいで!」と暖かく送り出していただきました!
今回も単身参加です!
社内でWordPressによる構築をメインに担当しているのは自分ひとりだからです!
他のメンバーは他のお仕事を主軸に頑張っているので私もひとりで会社の為、というかWordPress大好きな自分の為にがんばってきます!
という訳で、このブログはぼっちによるぼっちの為のWordCampぼっち参加日記です!
一人で参加を迷っている方が居たら、この日記を見て行ってみよう!と思っていただければ嬉しいです。
今回の事前準備
ぼっち参加のメリットは好きなだけ自由に動きまわれる事ですが、デメリットは話し相手が固定しないので、お話出来る方に出会わなければ孤独なひとときとなってしまいます。
その分、お話できる方と知り合えれば、もうそれだけで有意義な時間が倍増してさらに有意義になります。
そこで!口下手でも早口でも、初めましてのご挨拶を助けてくれる「自己紹介用の名刺(会社名刺+オリジナル名刺)」と、「勝手に話を広げるための自己紹介用フォトブック2冊」を持参する事にしました。
WordCampって何?
WordCampは世界中で開かれている WordPress の公式イベントで、国内でもさまざまな地で開催されています。
そして各コミュニティの運営はすべてボランティアのみなさんで守られているという所が凄い。
素晴らしいWordPress愛があふれる胸熱フェスと言っても過言ではないと思います。
分野・技術レベル、そんなのまったく関係なく、WordPressに興味があるすべての人に開かれたオープンな窓口は、1人ぼっちの参加でも人見知りでも大丈夫なほど暖かい雰囲気に包まれています。
そんな私は2015年に初めてWordCampに参加してから早数年。
ボランティアスタッフとして参加させていただいた事は無いのですが、毎回みなさんのお陰で心からイベントを楽しませて頂いております。
1日目:コントリビューターデイ
WordCampは2日に分けて催され、初日の11月1日(金)は「コントリビューターデイ」としてWordPressに貢献する日です。
WordPressへの貢献
世界中すべてのWebの中でシェア3割を超えるWordPressはオープンソースです。
開発も広報もみんなボランティアによって形成されています。
そんなWordPressにみんなで貢献(コントリビュート!)しようという日がコントリビューターデイです。
内容は、システムのコア部分の改修だったり、デザインの改良だったり、マニュアルやプラグインの翻訳だったり、、、知識ゼロからでOK!
自分の興味のある分野に飛び込めば、チームリーダーさんが明るく優しく丁寧に指導してくださいます。
今年参加してみたのは「ドキュメンテーション」チームで、 Codex にある WordPress の日本語ドキュメント移行をお手伝いしてきました!
では作業します
手順は下記URLの記事にある通り。
WordPress.org アカウントと Slack アカウントで WordSlack の「 #codex 」 チャンネルに参加しておく事が必須ですが、登録が終わればどんどん進めていく事ができます。
日本語翻訳ドキュメントを移行しながら、元の英文が変わっていればそこも翻訳して調整しながら進めていくのですが、英語はさっぱり分からないので1段落ずつ変わっていないかGoogle翻訳に放り込んで確認しながら、日本語的におかしな文を修正しつつ作業を進めていきました。
同じチームになったみなさんと名刺交換(事前準備が役に立つ!)したり、進め方の質問をしあったり、名刺裏のInstagramアカウント「鉱物」を気にしてくれた方に「フォトブックを見てください!」と見て頂いたり(事前準備が役にたつ!)楽しく過ごしている間にあっという間にお昼です。
お昼ご飯はビルの下にあるお弁当屋さんに買いに行くみなさんについて行かせて頂いて、コントリビューターデイの部屋に戻って一緒に食べました。いろんな事をお話してみなさんの日常を知れたり、リモートワークの良さを教えていただいたり、本当にとっても充実したお昼休みでした。
英語が分からないことへの反省
毎年反省していますが、何度かWordCampに参加して感じたのは、「今の時代、英語ができなきゃWeb業界で生きていくのは先が見えてる」です。
香川で生まれて和歌山で育った私。学生時代の英語は赤点ギリギリ。
海外旅行はガイドブック片手に定型文を読み上げ、あとは身振りで感じるフィーリング会話。
でもこの WordCamp には海外からも多くの方々がいらっしゃって、とっても暖かく話かけてくださいます。英語わかりませんごめんなさいと言うのが申し訳ないし、せっかく話しかけてくださったと方とコミュニケーションできなくてすごく悲しい&情けない。(通訳していただきお手数かけたのも申し訳なし…)
いまこそ駅前留学!の前に、まずはYoutubeとかで英語入門を探してみようかなって、去年も言ってました。
コントリビューターデイを終えて
1日の間にドキュメントを2ページ移行できました。内容が合っているとは限りませんが、達成感がすごい!
(誤りがあったらスミマセン…)
でも、やり方がわかったので、時間を見つけては続けて参加させていただきたいと思います。
お名前はあえて掲載しませんでしたが、この日お世話になったみなさん、とても楽しかったです!
改めましてありがとうございました!!
お楽しみの夕食
今回、「夕食は絶対にコンビニで買わない」というルールも課していたので宿泊先近くのスペインバルでご飯食べました。ファミリーやカップルの多い店内で一人は完全に浮いてた。
2日目:セッションデイ
自ら手を動かすコントリビューターデイとは打って変わり、2日目のセッションデイは登壇者さんたちのお話を聞かせていただけるとてもありがたい1日です。
私が聞いてきたセッションと各時間に書いていたメモを載せます。
今年は自分への課題として「ブロックエディターに重点を置いて1から学んで来るぞ!」を実行します。
担当している案件においてクラシックエディターユーザーの中には「使い方が変わるのは嫌だからアップデートしないで」というご要望があり、プラグインの ClassicEditor をインストールして提供しているものがまだ多くあります。
そんなお客様にブロックエディターの魅力をもっと分かり易くお伝えしたくて、そして自分自身もこれを機会に学び直したい!
以下、各セッションのスライドは公開されたものを見つけ次第リンクしています。
1つ目
セッションスライド
自分のメモから抜粋
- 「Gutenberg(グーテンベルク)」と呼ばれていたのは開発時代の2018年12月まで。
- 以降「Gutenberg」は第4フェーズまであるプロジェクトの名称となった。
- 第1段階:ブロックエディター化計画(完了済)
- 第2段階:メニュー・ウィジェットエリア(コンテンツ外側をカスタマイズできるようになる)
- 第3段階:同時編集(Googleのワークシートの様なコラボレーション機能が実装予定)
- 第4段階:多言語化を公式採用(プラグインによる多言語対応が不要になる!)
- ブロックエディターの意義は「特別な知識不要でデザインが作れる」
- 使い方・便利なポイントなど
感想
ブロックエディターはこういうものです!とお客様にご案内する為の大きなヒントが得られた素晴らしい時間でした。とても見やすいパワーポイントに分かり易いご説明で、こんな素晴らしいブロックエディターをまだ使っていないお客様!もったいないお客様!知ってほしいよお客様!と、和歌山のすべてのお客様に向けて胸が熱くなりました。
2つ目
セッションスライド
自分のメモから抜粋
- 「CSUNカンファレンス」はアクセシビリティのガチ勢アクセシビリティに関する報告会
- 乗り気ではない人を説得する方法
- 法律:障害者差別解消法
- 機会損失:障害者の人を呼ばないと機会が減る
- アクセシビリティが蔑ろにされる理由は
- 不便だと気付いてない
- 不自由な方が利用すると思っていない
- 対応で得られる実績を理解していない
感想
メモは序盤の一部を抜粋して書きましたが、他にもたくさんメモしていて長いので割愛します。
すごく参考に、そして勉強になりました。分かり易くて素晴らしかったです。
アクセシビリティとは何であるか、それを基本から時間できる良い時間でした。
お話のテンポも話術のプロだと思いました。飽きず分かり易く聞きやすい。素晴らしいです。
ランチタイム
お昼ご飯はパンを買って持ち込んでいたので休憩室で食べたあと、隣の部屋で催されていた交流会に入れてもらいました!今回のWordCampは「つながる」がテーマなので、いろんな人がつながれる様にいろんなことが行われていたんですね。
テーブルを囲んで座り、自己紹介です。1番初めに自己紹介させて頂いたのですが、名刺を回してもらって配るという失礼な行動を取ってしまいました。一人で時間を取ってしまうのが申し訳なくテンパってしまいました。
なのに自己紹介用フォトブックも取り出しグイグイと差し出してしまいました。
ご覧頂けて嬉しかった・・・。
その後はみなさんの自己紹介をお聞きして、近くに座っている人同士で交流会です。
WordPress界隈で有名なあの方やこの方もいらっしゃっていて、とても盛り上がっていました。そうしているうちにあっという間にランチタイムが終了してしまいます。
3つ目
セッションスライド
自分のメモから抜粋
- プラグイン「Advanced Custom Fields(以下ACF)」を駆使したオリジナルブロックエディターは標準では検索に引っかからない(私はいつもfunctions.phpに命令を追加して検索にひっかけてますがこれ、負荷がすごい)
- ブロックエディターが登場してからのカスタマイズは「blockgetSaveElement」で保存形式を変える。
- ブロックエディターはjsで書いて読み込ませるための設定が必要になる。
- ブロックエディターは表示形式が異なっていればエラーを吐く。 改変を加えても後でわかりやすい。
- Block editor handbook の Block Editor を見てください
- 複数の入力枠が存在するブロックの追加は registerBlockType を使う。
- Block Editor Handbook コワクナイ Google翻訳デ読メル。
- 作りたいものを精査して整理・設計をしっかりやること。
ACFとはおさらばしましょう。
- 私も繰り返しフィールドはInner Block を使えばできる。
- 複合検索はブロックエディターだけではどうしても弱いので、カスタムタクソノミーで登録して対応する(期間指定検索などの複雑なものはACFを引き続き利用)
感想
ブロックエディターのあらゆる可能性を示して頂きました!
やってみたい!ブロックエディターをいろいろカスタマイズしてみたい!とやる気出ました!英語の Block Editor Handbook はGoogle検索を使って読んでみたいと思います。
ACFは複合検索の実装には不可欠で、ブロックエディターだけで実装できる様になるといいな~と思いつつ質問させて頂きましたが、冷静に考えてみたら確かに難しいですよね。「エリア」「カテゴリー」などの選択式の項目はカスタムタクソノミーで増やし、イベント開催の開始日・終了日(ただし掲載開始と終了日とは異なる)といった複雑なものは引き続きACFで付けていくことになりそうです。
できるだけサイトに負荷をかけない実装方法を考え直したいと思いました。
4つ目
セッションスライド
自分のメモから抜粋
- 儲かるかのヒント
- 商材、売り方にあうのか
- ビジネスになるのか
- お仕事あるか
- 世界のTOP100万ECサイトの26%(1位)がWoocommerce
- 国内46%、世界48%で1位
- 全てのECは楽天基準でできているようだ
感想
実は会社ではECサイト作りません。事業ドメインから外れる分野なのでお請けしていません。でも個人的にECサイトって興味があるんですよね。どういう仕組みなのかな~とか、どうやって作られているのかな~って。
かなり昔はECサイトを手掛けていたこともありましたが、あの頃は駆け出しだったのでシステムの構造とかに気が回るゆとりもなく、とにかく見た目を綺麗に作らなければという事に囚われていたので、何か機会があればやってみたいな~という気もします。とても参考になるお話でした。
5つ目
セッションスライド
自分のメモから抜粋
- WordPressにいいところ:管理画面がすでに多言語対応
- グローバルなネームバリュー
- 中国の国策で行われる大規模な情報検閲システム「グレートファイアウォール」
- 香港と台湾は範囲外。
- 中国で見られないウェブサイト(Google、Youtube,Instagram、Twitter、dropbox、Facebook)
- 上記いずれかを組み込んでいたら検閲にかかるので使わない・代替を用意する(GoogleのjQueryやreCAPTCHAもだめ)
- 日本にいながら北京アクセスを見られる: https://webpagetest.org/
- テストロケーションでチャイナを選択すると見られる深夜がオススメ
- 日本独自の文化習慣が翻訳でも通じないことがある。
- 1.国際化(インターナショナリゼーション)→2.地域化(ローカライゼーション)
翻訳はローカライゼーションの一部
多言語サイト成功の肝はローカライゼーション
感想
などなど、こちらも一部メモのみ抜粋でそこそこの量になってしまいました。
本日一番のメモを打ち込みまくった濃厚・充実のセッションでした。
移住して10年の経験と知識がギュウギュウに詰まった素晴らしい内容です。
最後にお話いただいた「日本ことを知りたい海外の方は多い。ぜひ、日本から世界へつなげるサイト制作を!」というお言葉すごく響きました。
多言語サイト構築は正しい知識と、文化の違いを理解して取り組まなければあっという間にWEB樹海を成立させてしまうのでしょうね。
今後携わる案件でも多言語化が当たり前になってくるので、今回のセッション内容を社内でも共有してしっかり活かしていきたいと思います!
セッションデイ感想
あっ!という間の一日でした。え?もう最後?もう終わり?という程あっけなく夕方です。
疲れなんて感じないくらい充実した1日でした。
朝からスポンサーブースを回って頂いてきたノベルティやパンフレットの数々でリュックずっしりです。
胸いっぱいで閉会式に参加し、続きまして会場を移動してのアフターパーティです。
アフターパーティは本物のパーティで、なんと新宿のナイトクラブで開催されます。
https://2019.tokyo.wordcamp.org/2019/10/20/after-party/
アフターパーティ参加費はセッションデイ参加費の「2,000円」に含まれています。
内容が充実しすぎてやいませんか!
私の電子機器充電はここで切れ、残念ながら以降の画像記録が無いのですが本当のパリピ空間です。
すごいです。
来年こそは写真いっぱい撮ってきたい・・・!!無念!
宿泊先に帰る前に締めの一杯
楽しかったWordCampの余韻もさめやらぬまま会場を後にした私は、ご飯を食べていなかったので宿泊先に戻る前に焼き鳥屋さんに行きました。
でもお酒おかわりのタイミングで「あ!そういえば私、一人で来たんだった!話相手居ねえや!うわ、寂しっ!」ってふと我に返ってしまい、おかわり我慢してお店を出ます。
店員さん密かに心配してくれていたのか、帰り際慌てた様子で店外に飛び出て来て見送ってくれました。
心配かけてすみません。どうしても生ビールが飲みたかったんや…。
ぼっちはこういう時こそ寂しさを実感しますね!
でもWordCamp会場ではこういう孤独感を感じる時間はあまり無いんですよ。
なにより大好きなWordPressという共通点がある以上、どなたでも気軽に「普段どういった事されてるんですか?!」からお話広がります。
時間が空いたりして手持無沙汰になったらスポンサーブースを彷徨えば楽しいことがたくさんあります!
今年も良い経験がたくさんできました。
「カルティエ、時の結晶」を見に行く
翌朝、和歌山に帰る前に折角東京まで来たので午前中にカルティエ展へ行きました。
この目でお目にかかる機会など、一生のうちにもう一度訪れるのでしょうかとため息が出てしまう程、豪華で美しいカルティエの時計や宝石の数々に酔いしれて来ました。
撮影可のエリアで撮った展示品
このティアラ、キラッキラな光の乱反射が凄かったです。
スマホの写真じゃ伝わらないですね。本当に綺麗でした。
ほかにも撮影できないエリアにあった大きなエメラルドとダイヤモンドのネックレスが私の心を鷲掴みにして離さなかったので、何度も何度も展示エリアを行ったり来たりして見飽きるまで眺めてきました。でも見飽きなかった…。
「本物」の宝石が如何に魅力的なのか、安価で手に入れたルースとの違いをまざまざと実感しましたよ。カットが違うってこういう事だったんですね。
どんなに小さな粒も、反対に大きな粒も最高の光を受け止めて返す様に作り上げられた造形美を感じました。
まとめると、ダイヤモンドはもちろんながら、エメラルドとブラックオパールの美しさはすごい。本物のルベライトはやばい。(語彙力死)
様々な良い経験をさせて頂く事ができました。
次は近場で12月にWordCamp Osakaがあります!!
残念ながらこちらは前から設定していた予定と被ってしまったので行けませんが、もし時間が出来たら絶対行って来たいと思います!
コメントを残す