血の様なものを吐いたカイト

その後元気です!

血を吐いた…

10月12日の月曜日、いつもの様に「ケコッケコッ!」とえづく音が聞こえてきた。
早く行ってあげないと吐いたものを自分で片付けようとするし落ち込むので慌てて起きる。
部屋から出てカイトが視界に入った途端吐いたのですが、その吐瀉物が赤い。
前にピンク色の胃液を吐いた事があり、あの時も病院に連れていったけどこれは今まで吐いたものの中で一番赤い!!

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「夫くんっ!赤い!カイトが赤いの吐いた!血だ!病院っ!連れてかないと!!」
階段を降りてくる途中だった夫がびっくりして急いで降りて来ます。

カイトは頻繁に吐くタイプ

長毛のカイトは数日に一度くらいの頻度で盛大に毛玉を吐きます。
毎朝・毎晩、念入りにブラッシングしていてもこの頻度で吐くので、自分でも相当念入りに毛づくろいしているんだと思います。
ところが最近は1、2日置きに一度は寝起きに吐くという普通ではない状態。

リルは数ヶ月に1回程度しか吐かないので長毛と短毛の違いはあれど、2日に一度、ひどいと毎日寝起きに吐くのはおかしいので少しでも異変があればすぐ病院に連れていくつもりでしたが、食欲はあるし毛艶も良く、元気だったので様子をみていたところでした。

病院へ

お医者さんに診てもらう為に吐いたものを写真で撮り、現物があった方がいいかもと魚の形をした醤油の容器で胃液を吸い取ります。この液体、初めは写真の様な色をしていたのに、時間が経つと茶色く変色していった。
やっぱり血なのかな。

吐いたものを放置するとそれを見たカイトが落ち込み続けるので物証を採ったらすぐ掃除。
この日私は出勤予定でしたが心配でたまらないのでテレワークに切り替えさせていただき、病院に連れて行くのは夫に託しました。

猫用キャリーバッグはカイトにはもう小さい。そして「絶対に入らない!」という強い意思で抵抗するので入れるのが難しい。
前に入った時はまだゆとりがあったのに今はもうギュウギュウで、大きくなったなと思わず感動。
大型猫か犬用のキャリーバッグを買わないといけないと言いながらカイトを連れ夫は出掛けていきました。

大丈夫かな。
胃潰瘍とか腫瘍だったらどうしよう。
不安な気持ちを抱えたまま仕事していると1時間もしない内に帰ってきました。

診察結果

動物病院の先生曰く、「吐いたものは血ではないと思う」とのこと。
顕微鏡で見れば血ならその成分が形として見えるそうなんですけど、それが見えないと。
ただ、吐いてから時間が経ったせいで成分が壊れた可能性もあるので断言できるわけではないという事でした。

キャットフードの着色料で赤くなる事はあるけど、そんな色のついたものは食べさせてないし最近ごはんの種類も替えてない。
何か誤嚥したのか?と思っても、前日に遊んでいたクワガタ虫のおもちゃはどこもちぎれてないし、他のおもちゃは飲み込みそうなものは全部仕舞って遊ぶ時はずっと見張ってます。
仮に潰瘍や腫瘍が原因であれば寝起きではなく食べたあとに食べもので傷がついて血を吐く事が多いそう。
じゃあ一体何が原因で…という感じで煮詰まってしまったそうで、6日分のスクラルファート(粘膜保護薬)を出してもらって帰ってきました。

また赤い液体を吐くなら胃カメラの設備がある病院を紹介してくれるそうです。

病院でのカイトの様子

夫に病院に行っている間のカイトの様子を聞いてみると、車で往復する間も診察中もひと声も鳴かずこれまでで一番大人しくて、先生が体に触れている間は夫のお腹に顔を押し付け、しがみ付く様に固まっていたので夫は「俺って信頼されてるんだなって嬉しくなった」とのことです。微笑ましい。
出掛ける前に「すぐ帰ってこられるからね!ちょっと先生に会いに行こうね!すぐ帰れるよ!」と説明して励ましたのも良かったのかもしれないねと言って笑いました。
6年近く一緒に暮らしてるんだし、人間の言葉も簡単なものはだいたい理解してくれてると思ってるます。

診察を終えて「さぁ帰るよ」と声をかけながらキャリーケースを診察台に置いたらシュシュッと素早く中に入っていったのもかわいかったそうです。行く時はあんなに嫌がっていたのに帰りは素直に入っていく姿が大変愛らしかったと…この目で見たかった!

6.9kg太りすぎ

先生から空腹時に吐く頻度が高いなら食事の回数を増やしてあげるのも良いけど、スコティッシュなのに体重が6.9kgと太りすぎているので、量は増やさない様に気をつけてとご指導いただきました。
筋肉質で全体的にガッシリしてるのも重くなる要因なのか。
※スコティッシュフォールドの平均体重:男の子は3~6キロ、女の子は3~5キロ。

食事の回数、お腹空いてる時に吐く事が多いからいつもバイキング並みに数種類のご飯を少量ずつ並べているので、これ以上どう改善しよう。

太りすぎ&運動不足が原因だったりするのかもしれない…。
最近かまってちゃん過ぎてひどかったので、私たちが想像するよりもストレスを溜めこんでいるのかも。

その後の様子

カイトを病院に連れて行った後、夫はお義父さんと約束があり1泊で実家に出掛けていきましたが、夫不在の間、私はリモートワークで家に居られたのでカイトの様子をずっと見られました。

夫不在の2日間、はじめの日は寂しかったのかお昼頃まで駄々をこね、構ってアピールをしていましたがお昼休みに抱っこしたりブラシで梳かしたりした後は落ち着いた様で夜までずっと寝ていました。
夜もご機嫌でご飯を食べ、私が触っているスマホの画面を一緒にのぞき込んで過ごした後、今度はぐっすり長い時間寝ていました。

お薬の時間

病院でもらったスクラルファートは粉薬。水で溶かして針のついていない注射器でスポイトの要領で吸い取り、カイトの口の中に2回に分けて押し込みます。
食事前に飲ませることで胃の粘膜を保護する役割を果たすそう。

でもこれもし自分が飲むんだとしたらドロドロに溶かした粉薬を口に直接注入されるんですよ。
不味い事この上なし。
案の定カイトも全力で拒否していましたが、飲ませないわけにもいかないのでなんとか頭を捕まえて口の中に薬を押し込みました。ごめんよ…
これは朝晩6日間も続くのかぁ。

2週間経ったカイトの様子

血の様なものを吐いた朝から約2週間。
相変わらずカイトは毎朝の様に寝起きに胃液を吐きます。
吐かなかった日の方が少ないです。
薬は飲み切るまでちゃんと朝・晩の食事前に与えたけど、スクラルファートの効果があったとはあまり思えなかった。
カイトが吐くのはカイトが朝起きた時に私も夫も寝ていた場合がほとんど。
カイトより早起きすると今のところ吐いていない。

朝イチでストレスを感じさせない事がコツなのかもしれないけど、やっぱり重大な病気が隠れているのではないかという心配もあるので、もう少し様子を見て少しでも異変があったら、今度は精密な検査を受けさせられる病院を紹介してもらおうと思います。
でも食欲はある。すごくある。


最近のリル

あとがきになりましたが、最近のリルは相変わらず元気で、規則正しくマイペースに生活を送り、元気におもちゃで遊んでいます。
夕食後、後片付けが始まったらおもちゃを出してもらえる合図だと思っている様で、おもちゃ棚の前に座ってじっと見つめてきます。

先日は3ヶ月に1度の検診日で、また夫が病院に連れて行ってくれましたが、ピーク時3.5kgあった体重が3.15kgに落ちていたので念のためまた1ヵ月後に健康診断に連れていく事になりました。

ピーク時より食べる量は減っているけど、あの時は食べる量が異常だったので、今が普通なのかなとも思うけど3kg切らない様に適度にストレスを発散させてあげて食欲が出る様に見守っていきたいと思います。

2匹とも1日でも長く自分の意思で動き回れる生活を送って、元気に長生きしてほしい。

寝起きに吐くけど毛艶はとても良い

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