シミ取りに行く気になるまで
私は体に吹き出物が出来るとかなり気にしてしまい、寝ている間や仕事中に無意識の内に掻きむしった。
そうして出来たのが顔のシミってわけ!
引っ掻きすぎたニキビ跡は、はじめはうっすらとしたものでファンデーションで十分隠せたけど、数年かけて濃くなった。コンシーラーを塗っても表情筋によってよく動く頬はすぐお化粧がはがれて目立っていた。
そのうちシミ取りレーザーで焼こうと気楽に考えていたけどいざ行こうとなると焼いた後2週間はテープを貼ったまま過ごさなければならなかったり経過が具体的に分からなかったりでちょっと面倒くさし怖い気がする。
そうして行こうかなと悩み初めて5年くらい経過しました。
行く気になったのは仲の良い先輩が実際に体験してお肌がとても綺麗になっていたから。
コロナ禍によるマスクあたりまえ社会のおかげでやるなら今だと背中を押してもらってやっと決心しました。
病院を決めよう
が、先輩が住んでいるのは私が住んでいる町から車で1時間くらいのところ。
同じ皮膚科には通えない。
さっそく自分の町のレーザー治療を行っているクリニックを検索し、2つに絞りました。
1つは近代的でおしゃれ~な美容クリニック。
もう一つは地元で人気の皮膚科。
口コミを見比べると美容クリニックは評判上々。皮膚科の方も人気の様でいつ行ってもとても混んでいると書いてあった。なるほどぜんぜんわからん。
なのでいつも混んでいるという皮膚科の方に心が揺れた。
混んでるってかなり人気ってことだよね?
先輩に相談すると、皮膚科の方が何かあった時に安心ではという返事だった。先輩も皮膚科で治療しているそうなので、皮膚科に予約の電話をかけました。
ところがなんと!レーザー治療は2ヵ月先からしか予約できないとのこと。
えー!!すぐやってもらえないんだ!(電話をかけたのは9月上旬)
シミの治療は紫外線が弱くなる9月以降~2月の間が最適だと先輩から聞いていたので、11月にやってもらえるならセーフだと思い、その場で予約。
あほあほ。夏の間に早く電話すればよかったわ!!
そうして11月某日。予約の日を迎えました。
術前準備
病院に到着すると受付に行列ができていました。
えー診察券入れるのに5人以上並んでるのぉ!?どんだけ人気ー!?
受付で渡された問診票にシミ取り希望と記入して返し、座って待ちます。
待合所内は人で溢れ、感染症予防のため出入口や窓が全開放されていたので寒かった。
持ち込んだNintendo Switchを取り出し、周囲のお子さんの視線を感じながらあつ森やって自分の番を待ちました。
事前に読んだ口コミでは2時間待ったというものもありましたが、20分くらいで名前が呼ばれて診察室へ。
椅子に座るなりどのシミ取りを希望か先生に聞かれたので、顔のシミ3つを差しました。
フンフンと頷きながら3か所の状態を確認した先生は、横に立っていた看護師さんに「今日すぐ出来るよね?じゃ宜しく。」と短く言葉をかけました。
そのまま看護師さんに連れられ隣りの部屋に移動。
料金と術後の経過を説明されたうえ、同意書にサインします。
それが終わるとシミ3個に麻酔クリームが塗られ、場所に間違いがないか鏡で確認。
そしてクリームにラップが被せられてテープで密封されました。
このまま皮膚が麻痺するのを30分程待つ為、待合室に戻されます。
頬2か所はマスクで隠れるけど瞼のテープは隠れないので、俯いたままあつ森を再開しました。
花の交配に熱中していると時間はすぐに過ぎ、また名前が呼ばれました。
レーザーで焼かれるぜ!
施術台に寝そべるとすぐに先生がやって来て、右頬のテープが外されました。
では焼いていきますという言葉と共に、右頬にレーザーが当てられます。
私が焼ける匂いがするぜ。
次に瞼と反対の頬に順番にレーザーが当てられて行きました。
麻酔のお影でなにも感じない。
自分の皮膚が焼ける香りが漂ってくるだけ。
イオンに行った時にメガネ屋の前を通った時のにおいをなぜか思い出していた。
3カ所にレーザーを当て終わると先生は瞼と左頬の皮膚を軽く押して小さな声で「うーん」と呟いた。
うーん?
「ちょっとこの2カ所は皮膚が盛り上がっているので奥までレーザーが届いていないようです。強い機械で焼きますね。」と説明された後、先生が別の機械を引き寄せました。
別料金とか要るんやろうか…。
関西人気質なのでマネーが気になる。
先程の機械が「ピッ」という音だけだったのに対し、今度の機械は「パチ!パチ!パチ!」と派手な音を出します。威力が強いのを感じます。なんせ皮膚がジュジューっと焼けている感じがします。
しかし麻酔クリームのお陰で別になんにmあっ!痛い!なんか今一瞬痛かった!うおー!!!
・・・・・
レーザーが終わると看護師さんに入れ替わり、焼いた場所にペタリとシールが張られました。
今夜は顔をゴシゴシと洗わない。
シールは自然に剥がれ落ちるまで約2週間はがさない。
明日以降はお化粧もしっかり洗うのもOKだけどシールは剥がさない。
強い機械で焼いた方はジュクジュクする可能性があるので液が漏れてきたらシールを貼り変える。(液?)
その際、消毒液は使わず同封しているガーゼでふき取り、ガーゼはあてずにシールのみ貼る。
といった説明を受け、張り替え用のテープとガーゼを頂いて部屋を出ました。
お会計いくらだろう。
実はこの病院、施術にかかる具体的な料金がウェブサイトのどこにも載ってなかったんです。
でも評判が良かったからきっと費用に見合った腕前なんだろうと見込んでやってまいりました。
さっき説明を受けた時にだいたいの金額は分かりましたが、やっぱりちゃんと告げられるまでドキドキする。
結果、初診料、レーザー治療、麻酔料、材料費併せての合計は13,430円でした。
わおー!!思っていたよりだいぶ安いぞー!!
心の中の私がガッツポーズで踊り始めた。
ありがとう!ありがとう!
お会計を済ませ、2週間後に先生に経過を診せに来る様に説明を受けて病院を出ました。
この時、麻酔の効果は切れていて、焼いた皮膚がジンジン痛み始めていた。
痛い!いたーい!うおー!!
家に帰って確認すると、弱い機械で焼いた右頬は茶色くなっており、強い機械で焼いた左の2カ所はテープの下に浸出液が溜まっていた。看護師さんが言っていたのはこれだな。
経過記録
今後またレーザー治療やりたくなった時の為に経過を記録しておきます。
この下からシミの写真を載せていくので、キモいぜ!とか怖いぜ!いう方は見ない様にご注意くださいませ。
気分を害した場合はこの猫画像をご覧ください。
レーザー治療前
左眉下が一番色が濃かったのですが、コンシーラーを塗ると長時間経過しても綺麗に隠れていました。
一方、右頬と左頬はコンシーラーを塗ってファンデで埋めてパウダーをちりばめても気づけば存在感がすごいことになっていたので、笑うたびにはがれていたんだろうと思われます。
マスクしてるのが当たり前になってからはもう、目から下のお化粧はほぼしていませんでしたしね。
5時間後
レーザー治療、5時間後です。
ヒリヒリした痛みは治まり、何も感じなくなりました。でもテープの下に液が溜まっている。
漏れてきたわけでもないのでこの日はこのまま寝ました。
細かい事を気にしてはいけない。
翌朝
右頬:前日と変化なし。
左眉下と左頬:浸出液が溜まって昨夜よりパンパンに。眉下に至っては寝ている間にちょっと漏れた模様。
なのでテープを張り替えます。
張り替えの時に左頬の写真(中央)も撮ってみました。これが綺麗に消えてなくなるのかなぁ。
2日後
右頬:一度もテープを貼り替えず、このまま勝手にはがれるまで放置できそう。
貼っている部分はまったく痒くならない。何で出来ているテープなんだろう。
左眉下と左頬:テープ張り替え直後の写真ですが、数時間で5時間後の写真の様に液が溜まってくる。
漏れてこない限りはもう張り替えないで様子を見ようと思います。
5日経過
左頬は丁度良い感じ まぶたのテープがパンパン
右頬:変化なし。
左頬:少し浸出液が溜まって傷口を保護している状態。このまま勝手にはがれるまで放置します。
左目下:テープが浸出液でパンパンになっているけど零れてくる事はないので貼り替えず我慢します。
しかしテープのキワまでパンパンなので、もしかして中に水が染みこむのでは?と心配…。
貼りかえるべきか我慢するべきか…。
10日~14日間は貼ったまま我慢しないといけないのはかなり辛い。
私は人より傷の治りが遅い方なので、回復力を高める為にお酒を飲まない様に我慢しています!
早く気持ちよくお酒を飲みたい!
7日経過
レーザーを当ててからちょうど1週間です。
右頬:見た感じ全然変わりません。
左眉下:浸出液が消えてきました。体内に吸収されたのか蒸発したのか…
よくわかりませんが焼いた跡が見えてきたので隠れなくて嫌ですね。
左頬:こちらは浸出液が完全に見えなくなりました。
右頬と同じ様な状態になっているので、治ってきているのかなーという感じです。
あと7日…はやくテープ剥がれないかな。
11日経過
テープの下の焼いたシミのかさぶたの色がいずれも濃くなったような気がする。
10日以上経ったのできっと新しい皮が生まれている頃だと思います。
去年の9月に交通事故に遭った時、エアバッグが膨らむ熱で火傷した右手はテープを貼らない状態で10日程で皮がめくれて新しい皮が出来ていました。
テープで保護した状態なら再生スピードがアップするそうなので、きっとどれももう新しい組織が出来上がってきているぞという想像はするのですが、病院で言われた2週間が経過するまでテープをはがすのは我慢します。
瞼のかさぶたがハッキリ見える様になってしまったので、ついに朝礼の時に同僚から「瞼どうしたの!?ぶつけたの!?」と心配いただきました。
「いえ、皮膚の治療です。レーザーで焼いたのでかさぶた取れるまでテープをはがせないんですよ~」と答えました。びっくりした~怪我したのかと思った~というお返事でした。
テープを早く剥がしたいけど、左眉下と左頬は右頬の様な均一な色のかさぶたではないので、治り方がまだらになっていたら怖いなという恐怖もあります。金曜日に経過を診てもらいに病院に行くので、前日の木曜夜にちょっと剥がして見てみようと思います。
13日経過:テープを剥がす
レーザー治療を受けてから明日で2週間。診察の日です。
それまでテープを貼ったままにした方がいいんだろうけどどうしても自分で剥がしたい。
ネットの広告とかでよく見る、シミがペロリと剥がれる現象を折角の機会に体験したい!
強いレーザーを受けた左側は心配だけど、経過がずっと良い右頬ならお風呂上りのテープがふやけた時に剥がせば大丈夫だろ!
ということで剥がしました。
かさぶたはテープにくっついたままあっさりペローンときれいに剥がれました。
レーザーを当てたシミの上にある小さな2個のやつは左がホクロで右がひっかき傷の跡です。
この画像のとおり傷は治り、うっすらとピンク色になっていて経過良好です。
顔の中で一番大きくて場所的に目立っていた傷跡シミが確実に消えていってる!
これは強いレーザーで焼いた左頬や左眉下も見てみたい!右頬ほど治りは早くないだろうけど新しい皮は出来上がってるはず!という訳でまず左頬をはがしてみると、こちらもペロリと剥がれました。
が、まだけっこう赤い!やはり右頬ほど経過は良くなかった。
1日でも長く貼ったまま過ごすべきであった。
でも新しい皮は出来てるし、このピンク色の痕も数ヶ月をかけて綺麗に消えて行くはずだわ。
何年も私を悩ませたあの引っかき傷が生み出したシミがついになくなったー!!
一番治りが悪そうだった左眉の下のテープはもう一晩置いて、翌朝顔を洗っている時に剥がしました。
やっぱり左頬と同じくピンク色でまだ目立ちますわね!
ここがもっとも浸出液が長い時間漏れ出していましたしね。ちょっと剝がすの早かったかなとも思いますが、新しい皮は出来上がっているし良しとします。
夫に全部テープを剥がした顔を見せてみたところ、「おー!お化粧すれば消えてたけどすっぴんだとかなり目立ってたあのシミがたいしたもんだね」と一緒に喜んでくれました。
夕方には皮膚科で診察なので、楽しみにしています。
14日目:診察
治療を受けた皮膚科に行って、先生に経過を診せて来ました。
「よし、ちゃんと剝がれてるな。これで様子見て」
という事で、他に気になる事がない限りはもう通わなくてよくなりました。
ピンク色の肌も最初に説明された通り、これから数ヵ月をかけて普通の色に戻っていくようです。
日焼け対策バッチリやってお肌大切にしていこう。
細かな経過観察はここまで。
今後はシミが薄くなっていく様子を気が向いたときに載せます。
コメントを残す