しっかりしているリルとしっかりしていないカイトのお話です。
リルは訴え方が上手なので、ご飯が欲しくなったら流し台の上に登ってご飯が入っている棚をジッと見つめ、遊んで欲しい時はおもちゃをしまってある棚の扉に寄り添って座って待ちます。
トイレは勝手に行ってくれます。
リルは遊び方は大変暴れん坊ですが、とても大人しい子です。
でもカイトは違う。大人しそうに見えて我儘な上、訴え下手です。
「うわおんうわおん!」と同じ様な鳴き方をするのですが、必死に訴えかけて来るその要望に間違った答え方をすると更に鳴き。酷い時には暴れ出す。
でもご飯が欲しい時でも遊んで欲しい時でもトイレに行きたい時も全部似た様な鳴き方なので良く解らず、通じない苛立ちでカイトにストレスが溜まっている様子でした。
しかしついに夫がこれを解読した!
主に「おしっこしたい!」「うんちしたい!」「かまってほしい!」「もっとおやつ食べたい!」の4種類だそうです。
あの乱暴な訴えをどうやって見分けるのか聞いたら、鳴く場所が違うとの事。
遊びたい時
・主に中2階で鳴き、目が合うと「ウルルル!」と唸りながら嬉しそうに2階へと走り去る。
ご飯が欲しい時
・目が合うと流し台の上やテーブルに寄って来る。
トイレに行きたい時
・おしっこしたい時は和室の扉か玄関への扉の辺りで匂いを嗅ぎつつ鳴く。
・うんちしたい時はその行動に時々「ウギャワオー!」という叫びが加わる(お腹痛いんだと思う)
でした。
これが判明してからというもの、夫はカイトがトイレに行きたがりだしたら抱っこしてトイレまで連れて行ってあげています。トイレに放りこむと慌てた様にうんちやおしっこするそうです。
夫はそれがこの上なく幸せなんだそう。
最近では「よしカイト、おしっこしに行こう。おいで」って声をかけるとトイレまで歩いてついてくると喜んでいました。人間の子みたいな子だな。
1歳半と言えばもう人間年齢では二十歳前後だけど、まだ子供なんだなぁ。
ちなみに家に居るのが私だけの時、カイトはさっさと自分でトイレに行きます。
「トイレ自分で行けるやろ」って無視されるのが解っているんですよ。
でもたまにイラつくみたいで私の目の前で壁におしっこかけたりするんですよ。
私も無視した手前、あまり強く怒れない。
(「こらカイト!尻ひっぱたくぞこら!!」って叩くマネしてびびらせる程度)
訴えてる事が解って来たのは嬉しいけど、甘やかしすぎたらいつまでも赤ちゃんみたいな子になるんじゃないかな。
それにしても偉人の言葉で
「犬は飼い主がしつけるが、猫は飼い主をしつける」
みたいなのがあったと思うんですけど本当にその通りだ。
カイト、恐ろしい子・・・。
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